株式会社 寿鉄工所 ロゴマーク 株式会社 寿鉄工所  プラント工事・産業機械一式


鉄工所の仕事とは






鉄工所とは

鉄工所は、お客様からの要望に応じて、主に鉄製品やステンレス製品の設計、加工(切断・組立て・穴開け・溶接・塗装など)、施工まで行うのが仕事です。
鉄製品やスレンレス製品の具体例を挙げると、公園の遊具や車侵入禁止用のポール、階段や鉄製やスレンレス製の家具など身近なものから、普段は目にすることのない工場の設備、産業用ロボットなどの機械部品、建物の鉄骨、鋼鉄製の大型船まであらゆるものを製造しています。知らないと素通りしてしまいがちな業界ですが、私たちの生活の根底を支えている重要な存在なんです。
大きな工事から個人の依頼まで、鉄工所はご依頼に柔軟に応えます。



株式会社寿鉄工所 製缶品製作風景1





鉄工所の仕事内容

鉄工所の仕事は、設計図をもとに製品を作ることになりますが、1人が複数の業務を担当することもあります。大まかな仕事の流れからご紹介します。




製作図面の準備(施工管理)

お客様からの製作図がある場合は、その製作図を元に製品を製作することになります。製作図が無い場合は、見本となる製品やお客様からのご要望をヒアリングし、材質や材料の選定、寸法などを測り、製作図をCADソフトなどで作成します。


見積り(施工管理)

製作図面を元に、製作に必要な材料の拾い出しや、製作にかかる日数や工数、必要な消耗品や経費を算出して見積りを作成します。


納期や製作上の注意点の確認(施工管理)

お客様との打ち合わせで、製作の納期や注意点の確認をし、工場の仕事の状況を見ながらスケジューリングや工程管理をしていきます。


材料の発注(施工管理)

製作図面を元に、必要な材料の材質(鉄やステンレス)を確認し、製品製造に必要な部材(「アングル(山形鋼)」、「チャンネル(溝形鋼)」、「H鋼(H形鋼)」、「パイプ(配管)」、「角パイプ」等々)を鋼材屋さんに発注します。


材料の切断・加工(製缶工・配管工)

製作図面を元に、原寸図をおこし、工作機械(バンドソーやシャーリング、グラインダー等)を使って材料寸法通りに切断します。必要に応じて熱を加え、叩いたり、曲げたりして成形する場合もあります。


製品の仮組み(製缶工・配管工)

製作図面や原寸図を元に、切断、加工した部材を組み立てて、仮止めと呼ばれる溶接を施して製品の形を作っていきます。その時に、製作図通りに形や構造、寸法が正しいかチェックします。また、溶接を行うと金属が熱で膨張し、冷えて固まる(収縮する)ため、治具で固定したり溶接の歪み対策を施します。


製品の溶接(製缶工・配管工)

製品の材料や場所によって適切な溶接方法(TIG溶接、半自動溶接、アーク溶接など)を判断し、溶接していきます。


製品の仕上げ(製缶工・配管工)

溶接の際に出るスパッタと呼ばれる微粒子を除去したり、溶接の熱による歪みなどを確認し修正します。


防錆塗装・仕上げ塗装(鉄)や酸洗い(ステンレス)(製缶工・配管工)

最後に、鉄製品の場合は防錆剤を塗布し、製品の仕様によって下塗りや上塗りを行い、製品の指定色を塗っていきます。ステンレスの場合は、酸洗いと呼ばれる酸性の薬剤を使用し、溶接箇所の溶接焼けの跡や汚れを取っていきます。



株式会社寿鉄工所 製缶品製作風景2





製造の工程の中でも、特に経験が必要とされるのが溶接の仕事。新人の頃は、とにかく数をこなして腕を磨くことが求められます。
鉄工所の製缶工・配管工は、手先が器用な人、ものづくりが好きな人、地道に集中して作業に取り組める人に向いている仕事です。鉄工所の製造業務は、設計図に沿って小さな部材から1つ1つ作り上げる仕事。丁寧に正確に作業を進められる人でなければ、技術は上達しません。ものづくりが好きで、細かい作業に没頭できる人なら、きっとその素質を生かして高品質な製品を作ることができるでしょう。
また、鉄工所での製造業務は、一瞬の気の緩みが大事故につながる仕事。常に安全第一で集中して作業できる人でなければ、向いていません。



株式会社寿鉄工所 製缶品製作風景3









<< 個人様からの依頼へ駐車場賃貸へ >>